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レッスンの効果を高める方法

ピアノ演奏は、ピアノを弾くことだけによって成り立つのではありません。

上の画像は小学3年生の生徒さんによるもの。

音符ワークの問題を絵を描いて面白くしてきてくれました♪

 

私の学んでいる動きのメソッドの創始者、フェルデンクライス博士は様々な人たちに動きを教えました。

そこで生徒から質問がありました。

 

「あなたは本当に様々な人を教えますよね。ということは、柔道もそれぞれ違うように教えるのですか?」

※フェルデンクライスは柔道愛好家で、欧米で初めて黒帯を取得した方です。

 

フェルデンクライスは一言だけこう答えました。

「私はただ、柔道を教えています。」

 

深いですね。。。

私はこの言葉は、『全てが包括されている』ということだと思います。

 

ピアノ演奏もピアノのみで成り立つわけではありません。

日常生活でどのような動きをしているか。

どのように立ち、座り、ジャンプし、走るのか、呼吸するのか、どのように思考するのか。

 

しか〜し。ピアニスト、ピアノの先生でさえ、演奏とからだ全体で起こることを切り離して考えている方がいらっしゃいます。

これはとても恐ろしいことです。

 

ピアノ演奏は非日常ではなく、生活の一部です。

だから食生活も他の運動も、日常生活でしている全てのことがとても重要。

ピアノが上手くいくというのは、他のことがうまくいっている結果として起こります。

 

レッスンにおいては、体調が悪い、学校で嫌なことがあった、喧嘩した、などあるとピアノ演奏にすぐに出てきます。

指導する私はというと、何があったのかわからないとコミュニケーションが取りづらくやりにくくなります。

自ら話してくれる場合もありますが、そうでないことも多いです。

 

なので、

ピアノとは関係ないから話さなくていいや。

ではなく生徒さんに起こった変化はなるべく教えて欲しいです。

もちろんこれができた!など嬉しい情報も欲しいです。

 

「最近はこんなことをして遊んでいます。ピアノはこんなところに苦戦していました。この弾き方で大丈夫でしょうか?」

など、レッスンのたびにメモしてくださる親御さんがいらっしゃいます。

 

こうしてお子さんのことあるいは生徒さん自身のことが理解できると、指導する側がものすごくやりやすくなります。

つまり、生徒さんの側から私の力を引き出すことができるのです。

私のパワーを1としたら、2倍くらいに引き出せる生徒さん、または親御さんがいます。

 

これは人から指導を受ける時は非常に利用価値の高い方法です。

 

折に触れて様子を聞かせて頂けるとそれをレッスンに生かすことができ、より質の高いレッスンにすることができます。

日常生活で気づいたことはレッスン時でも良いですし、やり取りしているLINEメッセージでも良いのでぜひお話しくださいね。

 

技術やスキルというものについてフェルデンクライスはたくさんのことを話しています。

フェルデンクライスは身体理論に基づいた科学的なメソッドなのですが、発案者のモシェ・フェルデンクライス自体が天才すぎて超越しているため、説明がしにくいです。

 

『フェルデンクライス』というキーワードで検索してみても、これだ!という文章にはなかなか辿り着けません。

フェルデンクライスについて知りたい時の一番信頼できるサイトはこちらです。

feldenkrais federation

ただし英文で、日本語訳バージョンにもできるけれど無理がある感じなので英語で読める方向きです。

 

フェルデンクライスは

「体験して感じなさい。」

と言っています。

理論ではなく机上の空論でもなく、『感覚』で学ぶことが真の学びです。

 

学習するというのは、何かを識別する能力のこと。

動きを識別する能力が高まると、能力自体が高まります。

この識別能力は子供でも大人でも、誰でも高めていくことができます。

 

フェルデンクライスを始めると、特にスポーツや楽器で限界を感じているような場合、その限界がとけていく感覚を得ることができます。

そうなると人生自体が輝きに満ちたさらに楽しいものになるのがわかります。

だって、「きっとこれはできないだろう」が、「できた!」になるのですから。

 

ピアノ×フェルデンクライスの教室で、もっと自由で質の良い生活を手に入れませんか?

生徒さん募集♪

年度末になり、生徒さんの次年度(2023年4月〜)の動きが明確になってきました。

空く枠もありますのでレッスンに興味のある方はお早めにお問い合わせください。

体験レッスンを受けていただき4月から始める流れになると思います。

 

お問い合わせ、体験レッスン申し込みはこちら

 

教室公式LINE

※友達追加した後に、お名前と体験レッスン希望の旨コメントしてください。

自閉症息子と縄跳び

※動画を大きくしたい場合には、右下の四角をタップしてください。

 

冬休みに自閉症息子と縄跳びをしました。

8年ぶりくらいに2重飛びをしましたが、楽勝でできました!

私は43歳、運動はしておらず1日30分の部屋の中でのフェルデンクライスのみです。

動きは基本的には

「使わなければ失う」性質を持っています。

だからピアノは続けることがとにかく大事。

フェルデンクライスをやっていれば失う動きはないどころか、できないと思っていたこともできるようになります♪