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不登校とゆたぼんくん

不登校で大人になると、社会生活を営めないのか?

不登校だった私自身が証明します!(昔こういう化粧品のCMあったな)

新年度になってからのレッスンで、進級や進学で新しい生活を送っている生徒さんに調子を尋ねることがよくあります。

とっても楽しい!と言う生徒さんもいれば、「うーーん」となる生徒さんもいます。

 

あるレッスンでの出来事、小学4年生がこんなふうに呟きました。

「今までは週に2回、5時間の日があったのに、4年になったら全部6時間になっちゃった。すごく疲れる。」

と少し泣きそうになりながら言うのです。

不器用さを抱えている生徒さんで、おそらく何をするにも人一倍集中力を必要としたりして疲れるのでしょう。

ピアノを弾いているのを見ているとわかります。

いろんな悩みを抱えている生徒さんがいます。

私は

「先生も学校に行って座って45分お勉強するのすっごい疲れてて、中学になって50分になってさらに疲れて耐えられなくなって、中学2年から3年までの2年間、ほとんど学校に行かなかったよ。」

 

その子は一瞬呆気に取られましたが、目を輝かせました。

 

私の一つの面白い経験は、大抵の場合みんながやっていることをやってこなかったことです。

中学2年の途中から3年が終わるまで、私は本当に学校に行っていませんでした。

理由は『疲れてピアノの練習ができないから』でした。

 

当時のことはよく覚えていて、担任の先生に

「音楽高校受験のためにピアノの練習がしたいです。でも学校に来ると疲れてできません。学校に来なくてもいいでしょうか。」

と自ら相談しました。

ちなみにその頃の私は母と関係がとことん悪かったので、母には何も相談していません。

 

すごいのが、その先生が承諾したことです。

女性の数学の先生でしたが、私にかけがえのない経験を許可してくれた方です。

ただし、朝の会だけは出席し、名前が呼ばれた時に「はい」と言ってから帰る、というルールになりました。

しかし、帰りにヤンキー?の友達に会うと

「どうしてさちちゃんだけ帰っていいわけ??」

と言われました。当然ですよね。。。

 

そういうのもあって、朝の会にも出席しなくなりました。

受験が完全に終わるまでです。

 

私の予想通り、学校がもたらす疲れというのは非常に大きいものでした。

いつもなら家に帰って1時間も集中できないか、寝てしまって練習ができない状態なのに10時間でもずっと弾いていられるからです。

(ちなみに1日に10時間は練習のし過ぎです。練習は5時間を超えるとあとは劣化するだけだそうです。)

しかしそれまで疲れによって練習していなかった分、その2年間で私は劇的に上達しました。

 

中学1年時の通知表はほぼ「5」でしたが、2年の時には「3と4」、3年の時には「1と2」になりました笑

 

勉強は、全くやっていません。

もちろんピアノに関する勉強はありとあらゆることをしていました。

本だけは山のように家にあったため、暇があれば読んでいました。

 

結果的に第一志望の音高には受からなかったので、期待されていた学校の先生方には申し訳ない気持ちが大きかったです。

 

でもいわゆる、お勉強をやらなくて困ったことは、人生経験で一つもないのです。

社会に出て必要なことは、勉強とは全く別物でした。

だから、偏差値など心底アホらしいと思ってしまうのです。

 

ここでようやく、YouTuberのゆたぼんくんのことが出てきますが、彼の言っていることで悪いことって全くないんですよね。

彼を批判している匿名の人たちは、自分がやっていないことをやっていて、かつ楽しそうだからひがんでいる、本当にそれだけに見えます。

 

不登校だと普通の社会生活を行えない大人になる??

ここに、社会生活を行っている大人がいます。(普通ではないかもしれないですが)

 

優れた演奏家として若い時からやっていて学校に行っていないケースというのはありますが、私はそういう人ではありません。

 

一般企業で会社員としても働いていたし、社会保険労務士の資格を取って開業社会保険労務士としても働きました。

派遣社員、契約社員、正社員、自営業、全てやりました笑

 

ゆたぼんくんも言っていますが、学校に行きたい人は行けば良いのです。

行くなとは全く言っていません。

私のように他にやりたいことがあったり、または学校というものに馴染めなかったりする子供がいたら、行かないという選択肢もある、ということです。

 

そんなわけで、不登校の子供が普通の社会生活を行えない大人になるわけではないことを、経験者が語ってみました!

指導にあたって

当時、講師かなざわの1歳の息子がピアノで楽しそうに遊ぶ姿に感激しました。これは、その当時のかなざわにとってピアノは『楽しい』ものではなくなっていたからです。

 

人は本来、ピアノが楽しくないとか苦手だとは思いません。しかし、ピアノが苦手で楽しくないと感じ、結局は諦めてしまう人は多いのが現実です。それを変えたいという思いが、ピアノ教室を立ち上げる原点となりました。

 

お子様にピアノを習わせたい親御さんや、自分自身がピアノを学びたいと思っている大人の方々は、レッスンに何を期待されていますか?

私がピアノを習っていた当時は「上手い」ことが全てでした。

それは音大に入っても変わりませんでした。

 

しかし社会に出て「上手い」人に価値があるというわけではない、ということがわかりました。

それはとてもショッキングなことでした。

そこにたどり着けば上手くいくものだと思って努力していたからです。

これは勉強,就職に対する考え方と同じだと思います。

 

『上手い』演奏は目指しません。

ピアノレッスンそして練習というプロセスを通して『質の良い学び方』を学びます。

「結果」は、『学んだ』後に勝手についてきます。

練習、学びの質が良ければ自然と「上手い」演奏になるかもしれません。

 

 私が準備できるのは、まずは何度でも間違えられる、どのような弾き方でも批判を受けない、つまり「安全だ」と感じる環境を作り生徒さんが本来の力を出せるようお手伝いをすることです。

音楽は非常に歴史が深く人間の叡智が宿っています。

それを演奏する楽しさというのは格別です。

しかし、やり方を誤ると体を傷つけます。

 

私自身が、小学校高学年の頃から体の痛みに苦しめられることになりました。

30代を過ぎてからは治療法の確立されていないフォーカルジストニアという脳神経の難病を発症しています。

痛みや病気の発生はその取り組み方にありました。

 

努力や根性、厳しい訓練がもたらす弊害を、ジストニアをきっかけに始めたメソッド「フェルデンクライス」から学びました。

フェルデンクライスは脳の可塑性を利用した科学的なメソッドです。

動きを通して脳を活性化します。

 

根性論でなく、何か有名な教育書に書かれているからでもなく、ただ脳がどのようにしたら活性化するのか、よりよく学べるのか、それをフェルデンクライスは体験をもとに気づかせてくれます。

 

私の指導の源はそこにあります。

指導とは、その演奏を成しとげるための『新しい選択肢』を提示するものです。

『理想』はおしつけません。

一人ひとりに寄り添い、 その人らしい演奏を尊重します。

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年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、生徒さんを増やすことがなかなかできない状況です。

 

従来の精神論に頼らない科学的な根拠に基づいた指導法をもっと広げ、本質的な意味で生徒さんの人生の質をあげることに貢献していきたいと考えています。

 

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