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70歳過ぎて初めて倒立ができるようになったイスラエル初代首相とそれを導いたフェルデンクライス

行田教室かなざわです。私は、フォーカルジストニアという脳神経系の指の病気を発症したことがきっかけで、フェルデンクライスメソッドというボディワークをはじめました。2013年頃に知り、今も毎日やっているので、歴7年になります。

フェルデンクライスに関する話はどれもとても興味深くておもしろいのですが、今日は私の大好きな動き『ヘッドスタンディング(三点倒立)』にまつわる話を書きます。

上の画像はイスラエル建国の父、ベン=グリオン氏です。

画像当時の年齢は76歳。

フェルデンクライスのレッスンを受ける前は立ったり歩いたりするのも困難だったそう。

 

【イスラエル建国の父、"ベン-=グリオン"とフェルデンクライスの関わりについての話】

 

フェルデンライスは、ベン=グリオンになぜ倒立(三点倒立)が重要なのかを説明しました。

「あなたは他の人に指示をする人だ。国家を創り上げることもできた。だけど子供の頃から適切な成長をしてきていない。あなたは他の誰よりも立派かもしれない。でも内側はそうじゃない。これは、あなたの転換のチャンスなのだ。」

 

イスラエルの初代、並びに第3代首相であったベン=グリオン。

1957年に撮影されたベン=グリオン(76歳)がビーチで倒立している写真は当時、世界に衝撃を与えました。

 

でも実は彼は、長い間自分のからだから遠いところにいた人だったのです。

若いときから腰痛に悩まされ、ベッドから起き上がれないときもありました。

コルセットをして痛み止めの注射を打ちながら政務についていました。

また、ひどいめまいにもしょっちゅう襲われていたそうです。

 

1956年、ベン=グリンオンは、スエズ運河を巡る政治的緊張により、イスラエル人が殺されるという、ガザの攻撃対応に追われている時、腰痛に加えて肺の感染症にかかってしまい、家から出られなくなってしまいました。

当時の医学では状況の改善が見込まれなかった彼は、わらをもつかむ気持ちで、フェルデンクライスに会ってみることにしました。

 

彼の評判を聞いていましたが、懐疑心を持っていました。

「どのくらいの期間、受ければいいのか。」

と質問するベン=グリオンにフェルデンクライスは答えます。

「70レッスンは必要でしょう。」

そしてこうも言いました。

「最後までやり切るつもりがないのであれば初めからやらないほうがいいでしょう。向上するのには時間がかかります。時間を制することなしには、知識,能力の向上はありません。」

 

フェルデンクライスがベン=グリオンに初めて会って驚いたことは、彼の仕事が実に多いということでした。

しかしそれでも毎日、学ぶための時間をつくっているのです。

「仕事を脇に置いてすぐさま別のことに取り掛かる彼の能力は目を見張るものだった。」

とフェルデンクライスは後に言っています。

 

レッスンを続けていくことで、ベン=グリオンは腰痛から解放されていきます。

そして使いすぎでしわがれてしまった声もよくなっていきました。

 

フェルデンクライスはこう言っています。

「この首相は フェルデンクライスのレッスンにハマってしまったのだ。なぜハマったのか、それは彼がレッスンは柔らかい『体』のためのものだけではなく、柔らかい『頭』のためのものでもあるのだと気づいたことによるのかもしれない。」

 

レッスンを引き受けるときにフェルデンクライスはベン=グリオンに、メソッドの助けにより、シオニズム(ユダヤ人の国家建設、ユダヤ文化復興を目指す運動)をできるからだにするだけでなく、「自分のからだにいる喜びを見つける」ということを約束しました。

 

それには痛みからの解放が必要でした。でもフェルデンクライスが求めていたのはそれ以上のことでした。

『人は、自分の夢を実現することが出来て初めて健康だと言えるのだ。』

これがフェルデンクライスの確固たる持論でした。

 

そしてある時、フェルデンクライスはベン=グリオンが倒立をできるようになりたいと子供の頃から夢見ていたことを発見します。

 

ところが医者からは、高血圧なんだからそんなことをしたら死ぬかもしれない、大変なリスクだ、と大反対をされます。

フェルデンクライスのレッスンは突如として国家安全保障の問題、そしてイスラエルの将来を左右するほどになってしまいました。

 

フェルデンクライスはベン=グリオンにこう言いました。

「こうなったら、あなたのリスクより私のリスクの方が大きいんですよ。あなたが私のクラスで死んだとしても、その後のことなんてどうだっていいじゃないですか。でも私は死ぬその日まで恥に苛まれることになるんです。人はこう言うでしょう。"ほら、あれがベン=グリオンを殺した男だよ"と。そして警告を受けたのにレッスンをやったということで、私はきっと刑務所に入れられるでしょう。」

 

自分のからだへの自信があまりにもなく、椅子から飛び降りることすら出来なかったイスラエル建国の父。

そんな彼が、70歳を過ぎて倒立の練習を始めました。

そして本当に出来るようになったのです。

 

当然、ベン=グリオンの自尊心は一気に高まりました。

奥さんから、

「サーカスを開かなきゃ。少なくとも首相をやるより儲かるわよね。」

と冗談を言われながら、新しく発見した自分の能力への喜びを感じ続けました。

 

そしてフェルデンクライスを、こう褒め称えています。

「からだと頭、その両方に彼の能力と知識の恩恵を感じている。私の腰痛は完全に消え去った。そして二度と戻ってくることはないだろう」

 

以上が76歳で倒立をできるようにしたベン=グリオンと、それを導いたフェルデンクライスのお話でした〜。

 

『不可能を可能に、可能なことをやさしく、やさしいことを優雅に』と言ったフェルデンクライス。

その言葉を私自身のピアノ技術の上達、痛みからの開放、日々の暮らしの質が上がったこと、自閉症と知的障がいの息子の、目を見張るような成長で確信を得ています。

 

いつからでも何かを始めることができます。

ただし忍耐強く継続することなしに向上はありません。

そして、本当に困ることも大事ですね。ある意味チャンスです。

本当に困ってわらをもつかむ思いで始めたことは強いです。


【生徒さん募集&レッスン空き状況】

以下、2020年8月の状況です。

 

『子供のレッスン』『発達障がいその他の障がいのお子さまのレッスン』:今年度の募集を終了しました。空きが出ましたらお知らせいたします。

『大人のレッスン』『面談セッション』:月に1回程度であればお受けできます。(単発のレッスンのみとなります)

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指導にあたって

当時、講師かなざわの1歳の息子がピアノで楽しそうに遊ぶ姿に感激しました。これは、その当時のかなざわにとってピアノは『楽しい』ものではなくなっていたからです。

 

人は本来、ピアノが楽しくないとか苦手だとは思いません。しかし、ピアノが苦手で楽しくないと感じ、結局は諦めてしまう人は多いのが現実です。それを変えたいという思いが、ピアノ教室を立ち上げる原点となりました。

 

お子様にピアノを習わせたい親御さんや、自分自身がピアノを学びたいと思っている大人の方々は、レッスンに何を期待されていますか?

私がピアノを習っていた当時は「上手い」ことが全てでした。

それは音大に入っても変わりませんでした。

 

しかし社会に出て「上手い」人に価値があるというわけではない、ということがわかりました。

それはとてもショッキングなことでした。

そこにたどり着けば上手くいくものだと思って努力していたからです。

これは勉強,就職に対する考え方と同じだと思います。

 

『上手い』演奏は目指しません。

ピアノレッスンそして練習というプロセスを通して『質の良い学び方』を学びます。

「結果」は、『学んだ』後に勝手についてきます。

練習、学びの質が良ければ自然と「上手い」演奏になるかもしれません。

 

 私が準備できるのは、まずは何度でも間違えられる、どのような弾き方でも批判を受けない、つまり「安全だ」と感じる環境を作り生徒さんが本来の力を出せるようお手伝いをすることです。

音楽は非常に歴史が深く人間の叡智が宿っています。

それを演奏する楽しさというのは格別です。

しかし、やり方を誤ると体を傷つけます。

 

私自身が、小学校高学年の頃から体の痛みに苦しめられることになりました。

30代を過ぎてからは治療法の確立されていないフォーカルジストニアという脳神経の難病を発症しています。

痛みや病気の発生はその取り組み方にありました。

 

努力や根性、厳しい訓練がもたらす弊害を、ジストニアをきっかけに始めたメソッド「フェルデンクライス」から学びました。

フェルデンクライスは脳の可塑性を利用した科学的なメソッドです。

動きを通して脳を活性化します。

 

根性論でなく、何か有名な教育書に書かれているからでもなく、ただ脳がどのようにしたら活性化するのか、よりよく学べるのか、それをフェルデンクライスは体験をもとに気づかせてくれます。

 

私の指導の源はそこにあります。

指導とは、その演奏を成しとげるための『新しい選択肢』を提示するものです。

『理想』はおしつけません。

一人ひとりに寄り添い、 その人らしい演奏を尊重します。

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