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《ジストニア仲間》アマチュアピアニストで医師の香織先生のリサイタル

講師かなざわの左手のフォーカルジストニアという病気、同じ病気だったから出会うことのできた医師でアマチュアピアニストの中村香織先生のジョイントリサイタルが11月4日にあります。

ご存知の通り当教室の発表会の日と重なっているため、私は行くことができないのですが、ご興味の有る方は上記の画像に記載の連絡先までお申込みください。

 

香織先生は、一日が24時間ではなく48時間以上あるのではないだろうかと思うほど多才な方で、医師という職業の他に、プロのピアニスト並みに演奏活動されています。

ピアノもプロ級、というかプロですが、お料理や写真などもプロ顔負けの腕前です。

近年はチェンバロなどの古楽器にも興味を持たれ、コンサートなどを勢力的に行っていらっしゃいます。

 

ピアノは職業にしなくても、このような形で楽しんでいる方もいるのだという一つの模範です。

 

香織先生にははっと気付かされるような声がけをたくさんいただきましたが、その中で特に印象に残ったのは、

「努力すれば叶うわけじゃないということを(子供に)教える必要がある」

という言葉でした。

努力で何かが叶うと教えるのは危険です。

努力で何かが叶うのではなく、近づくことができるのです。

そして重要なのは何か叶える方ではなく、そのプロセス(努力と呼べるもの)です。

 

【中村香織先生プロフィール】愛知県名古屋市出身。徳島大学医学部医学科卒。6歳よりピアノを、37歳よりチェンバロを始める。2010年PTNAピアノコンペティション グランミューズ部門A1カテゴリー全国大会第2位。2010年J-Cityチェンバロプレジャー ヴィルティオーゾの部にてグランプリ受賞。2007,2008,2010,2011,2012,2013,2014,2015,2016,2017年の国際アマチュアピアノコンクールA部門ファイナリスト、うち2011,2012,2015年の同A部門本選にて入選、2017年には第2位となる。2013年ロッキーマウンテンアマチュアピアノコンクール(米国/コロラドスプリングス)にてファイナリストに選出され「古典派作品賞」および「印象派作品賞」の二冠受賞。またインターネット上での音源公開についても積極的に活動を行っており、自身のYouTubeアカウントは開設以来約11年で60万回を超える視聴回数となっている。現在、ピアノを金子一朗および秋山徹也の各氏に、チェンバロを廣澤麻美氏に師事。


香織先生作成のまじめ&おもしろ動画

職業としてピアノをやろうとすると、小さい頃からやることが必要な聴音やソルフェージュ、それが子供の頃のご自身の経験にはないために起こっているピアノ演奏の失敗についてとてもおもしろくお話しされています。

すごいと思ったのは、大人になってからやり直したところです。

 

香織先生を見ていると、とにかく楽しそうなのです。

なぜやるのか?って問われたら「楽しいから、それだけだよ」とさらっとおっしゃりそうな気がします。

大好きな先生です。


♪生徒さん募集&レッスン空き状況♪

以下、2019年10月現在の状況です。

 

【館林教室】担当講師-松本りか

【行田教室】担当講師-金沢紗智

料金はこちら

指導にあたって

当時、講師かなざわの1歳の息子がピアノで楽しそうに遊ぶ姿に感激しました。これは、その当時のかなざわにとってピアノは『楽しい』ものではなくなっていたからです。

 

人は本来、ピアノが楽しくないとか苦手だとは思いません。しかし、ピアノが苦手で楽しくないと感じ、結局は諦めてしまう人は多いのが現実です。それを変えたいという思いが、ピアノ教室を立ち上げる原点となりました。

 

お子様にピアノを習わせたい親御さんや、自分自身がピアノを学びたいと思っている大人の方々は、レッスンに何を期待されていますか?

私がピアノを習っていた当時は「上手い」ことが全てでした。

それは音大に入っても変わりませんでした。

 

しかし社会に出て「上手い」人に価値があるというわけではない、ということがわかりました。

それはとてもショッキングなことでした。

そこにたどり着けば上手くいくものだと思って努力していたからです。

これは勉強,就職に対する考え方と同じだと思います。

 

『上手い』演奏は目指しません。

ピアノレッスンそして練習というプロセスを通して『質の良い学び方』を学びます。

「結果」は、『学んだ』後に勝手についてきます。

練習、学びの質が良ければ自然と「上手い」演奏になるかもしれません。

 

 私が準備できるのは、まずは何度でも間違えられる、どのような弾き方でも批判を受けない、つまり「安全だ」と感じる環境を作り生徒さんが本来の力を出せるようお手伝いをすることです。

音楽は非常に歴史が深く人間の叡智が宿っています。

それを演奏する楽しさというのは格別です。

しかし、やり方を誤ると体を傷つけます。

 

私自身が、小学校高学年の頃から体の痛みに苦しめられることになりました。

30代を過ぎてからは治療法の確立されていないフォーカルジストニアという脳神経の難病を発症しています。

痛みや病気の発生はその取り組み方にありました。

 

努力や根性、厳しい訓練がもたらす弊害を、ジストニアをきっかけに始めたメソッド「フェルデンクライス」から学びました。

フェルデンクライスは脳の可塑性を利用した科学的なメソッドです。

動きを通して脳を活性化します。

 

根性論でなく、何か有名な教育書に書かれているからでもなく、ただ脳がどのようにしたら活性化するのか、よりよく学べるのか、それをフェルデンクライスは体験をもとに気づかせてくれます。

 

私の指導の源はそこにあります。

指導とは、その演奏を成しとげるための『新しい選択肢』を提示するものです。

『理想』はおしつけません。

一人ひとりに寄り添い、 その人らしい演奏を尊重します。

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さちピアノ教室はおかげさまで、個人のピアノ教室としては異例のぶるいの多くの生徒さんを持ち、安定した運営を続けています。

 

年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、生徒さんを増やすことがなかなかできない状況です。

 

従来の精神論に頼らない科学的な根拠に基づいた指導法をもっと広げ、本質的な意味で生徒さんの人生の質をあげることに貢献していきたいと考えています。

 

そこで、指導方針に共感し、一緒に教室の運営に携わってくださるピアノ講師の方を募集します。

 

【条件】

  1. 音楽大学、普通高校の音楽科、もしくは音楽系の専門学校出身者。または子供の教育関連の学校出身者。
  2. 専攻楽器は問いません。(ピアノでなくてもOK)
  3. 講師かなざわさちのブログに一通り目を通して頂き、指導法に共感、興味を持てる方。
  4. 年齢は不問。
  5. 多少のPCスキルのある方。
  6. 稼働日数、稼働時間はお任せします。

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