フェルデンクライスにある動きを、常に自然にやっている人を見つけました。盲目のピアニスト、辻井くんです。

フェルデンクライスの動きの中に、頭と首を絶えず回しながら足を組みかえたりするものがあります。
これは、どんな動きも頭と首が絶えず自由な状態で行う必要があることと、同時にこのように動くことでその動き自体もよくするし、違いを認識する神経システムがどんどん育つ、というものですが、自然にやってる人を思い出しました。
私の高校、大学の恩師である川上昌裕先生のところに盲目のピアニストで有名な辻井くんも通っていて、初めて会ったのは川上先生のリサイタルでしたが、そこで小学生の辻井くんが頭を四六時中左右に振るような動作をしていて、ものすごく気になったのを覚えています。
門下生で海外に行って演奏会をしてくる、というイベントがチェコであり、私も参加したのですが、辻井くんの出番が私のすぐ前でした。
あんなに目立つ人が自分の弾く直前にいるのってイヤですね😢
近くで見ていると、弾きながら絶えず頭を動かしている様子がよくわかり、学生の私的には、あの動きはとめなくていいんだろうかと思っていましたが、とめなくてよかったんだな〜と今わかりました。
あの動きによって、彼は指をますます自由に動かせるようになっていただろうし、自分が何をやっているか感覚を研ぎ澄ますことができていたことでしょう。
音の空間定位の実験では首振りが役立つことが知られていますが、それだけに役立つ動きではなかったのです。
彼は、おじいさんもお父さんもお医者さんという家系で、そうした動きをとめてはいけないということをご存知だったのかもしれませんが、クラシック系のピアノの先生なら真っ先にとめたくなりそうなあの動き、とめなかった川上昌裕先生は素晴らしかったなと、今気づきました。
下の動画に上がっている川上先生は、私が高校のときに習っていた当時の姿で、個人的にものすごく懐かしかったです。
辻井くんが頭を動かしながらピアノを弾く様子がわかる動画(恩師の川上先生も出演)
ピアノを弾きながら、頭を左右にゆっくりと動かしてみてください。
どこかでとまったりしてはならず、ピアノの演奏に無関係に動き続ける必要があります。
かなり難しいはずです。
非常によい練習になりますので、ぜひお試しあれ。
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