· 

心拍数を上げると脳細胞が活性化する!

フェルデンクライスを毎日やり、脳への効果を日々体験しているものからすると、題名的には当たり前じゃないかと思っていましたが、『心拍』というキーワードには興味をひかれました。

講師かなざわの学んでいる「フェルデンクライス」は、様々な動きを、脳にもっとも適切な方法で学ぶことから動きの質を良くし、新しい脳細胞「ニューロン」を増やします。結果的に頭が良くなります。

 

楽譜を読むのが速くなったり、本を読むのが速くなったり、学生の時よりも簡単に楽にピアノが弾けるようになったりするのに加えて、『考える力』が増すのを日々実感しています。

 

なので、この本の『脳を鍛えるには運動しかない』は、そりゃあ当たり前じゃん。と気になりながらも読むのを先延ばしにしていましたが、題名の単純さとは全く違う、非常に興味の持てる内容の濃いものでした。

 

人間が脳細胞(ニューロン)をより強くしたり、違うところで芽生えたニューロンを結合させたりするのに、『心拍数』が関係しているという科学的なデータがあるとのこと。

ニューロンは考える元であり、知性そのものです。

 

詳しいことは本を読んで頂きたいのですが、

  • ある学校で生徒たちに、勉強をする前に心拍数を上げる運動をさせる実験をしたところ、すべての生徒の成績が上がり、その地域でもっとも成績優秀な学校になった。
  • 科学的にも心拍数とニューロンとの関係が実証された。
  • 勉強だけでなく、精神疾患(うつ病やパニック障害)、ADHD症状の緩和にも役立つ。

などなど。

いいことずくめです。

 

そもそも、進化の過程をたどるとわかりますが、人間は捕食動物です。

『動いて』獲物を捕食するために脳がありました。だから、動かないのでは脳が機能する意味がないのです。(うまく動けない人がだめという意味ではなく、動くために脳があるということです。)

 

学校でおとなしく子供を椅子に座らせておく。

おとなしく座っていられる子がいいこで、座っていられない子はそうでない子とする風潮はいつ正されるのでしょうか。。。

こうした脳やからだのことを勉強するたびに、子供を椅子にしばりつけておくことは誰にとって良いことがあるんだろうと思います。(その瞬間に授業をする必要のある先生だけですね。)

 

例えばADHD症状のあるお子さんは、いろいろな感覚がうまく整理されておらず、じっと椅子に座って授業を聴いていたりすることがとても難しかったりしますが、これは自分でそうした感覚の整理を行うために必要なことで、反射的と呼べるほどの自然なからだの欲求です。

無理やりとめてはいけません。

必ず別のところでひずみが生まれます。

 

ADHD要素というのは全ての人が持っていて、その差が大きいだけです。

ちなみに講師かなざわは、今でもじっとしているのが苦手です。

中学生の頃は、授業で椅子に座っているのがつらすぎて、とにかくノートや教科書に落書きをして発散しようとしていたのを思い出します。

後にある先生に

「日頃ピアノも勉強もがんばっているから、これくらいは許してあげようと思った。」

と言われたのを覚えています。。。(バレてました)

 

いまだにじっとしているのが苦手なのはおそらく、子供時代にうまく動けない環境にあり、感覚の整理が充分にできていないため、動きたいというからだの欲求が消えないんだと思います。

 

話をもどして。

フェルデンクライスは新しいニューロンをどんどん増やします。でもそれを強化するところまではやりません。せっかく新しく生み出したニューロンを心拍数をあげるというシンプルで適切な方法で保持しておくというのは非常にすばらしいことです。

 

加えて、特に年齢の小さい生徒さんにはフェルデンクライスのような負荷の小さい動きは退屈に感じてしまうこともあったり、青年期のお子さんでもちょっと疲れていると眠くなってしまったりなどもあったため、ピアノレッスンをもっと質の良いものにする方法はないものかと模索の日々でしたが、ヒントの一つになりました。

 

早速生徒さんにレッスンの途中で、15分に1回くらい心拍数を上げる運動をしてもらいました。

シンプルにジャンプ、もも上げ、バスケ、ダンスなどなど。(もちろん喜んで応じてくれる生徒さんと、抵抗のある生徒さんがいますので全員ではありません。)

 

するとピアノに向かうときの集中力に大きな変化が見えました。

ある子供は、いつもよりも格段に上達が早くなっていました。

 

感想をきくと、「なんかスッキリする」「いつもより眠くならない」「弾きやすい」など、本人たちも良い手応えを感じている様子。

 

あ!大事なことを言い忘れていました。

心拍数を単純に上げると同時に、複雑な動きもすると効果倍増だそうです。

複雑な動きとは、例えば『ピアノ』と書いてありました(笑)

ピアノレッスンって脳にとってすばらしすぎですね。(もちろん、椅子にしばりつけておくレッスンでは意味がないですよ。)

 

講師かなざわは、仕事をする前、ピアノをする前に縄跳びを20回だけ飛ぶことにしました。(雨の日は家の中でエアー縄跳び)

効果を実感できます。

 

おうちでの勉強やピアノの練習にぜひ役立ててみてください。

大人の方のお仕事、家事にも。

※心拍数と運動の関係は個人により大きな差があるため、一律の運動ではなく、それぞれ変える必要があることを書き加えます。


小学2年:心拍数を上げるために教室内でまりつき?

注意:このボールはバスケのボールではなく「バランスボール」です^^;

 

心拍数を上げるためにいろんな運動をしましたが、彼女は身体能力が高いため全く疲れず、かなざわが疲れたと感じ休んでいると、自らこんなことを始めました。

これも心拍数をあげるし、まりつきは感覚を整理したり、からだのいろんな部位の協調作業を強化したりと非常にピアノにも良い動作なので、続けてもらいました。

彼女の場合には、ピアノ演奏に大きな変化がありました。

※ボールを与えると投げつけてきて大きな被害を生みそうな生徒さんには、ボールを使ったレッスンはやりません(笑)

 


【生徒さん募集&レッスン空き状況】

レッスンの空き状況を更新しました。

 

行田教室かなざわの担当する『子供のレッスン』『大人のレッスン』『発達障がいその他の障がいのお子さまのレッスン』は定員になり、募集を終了しました。また空きがありましたら、お知らせいたします。

 

身体の調律コース、また松本りかの担当する館林教室については下記の通り募集を継続しています。

 

以下、2019年1月16日現在の状況です。

 

【館林教室】担当講師-松本りか

  • 生徒さんの募集を継続しています。開室より1年経過し、レッスン枠が残りわずかとなっております。お早めにご利用くださいませ。

【行田教室】担当講師-金沢紗智

【料金はこちら。】

 【レッスンのご予約、ご質問等はこちら。】


【一緒に教室に携わってくださる講師の方募集!】

さちピアノ教室はおかげさまで、個人のピアノ教室としては異例のぶるいの多くの生徒さんを持ち、安定した運営を続けています。

 

年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、生徒さんを増やすことがなかなかできない状況です。

 

従来の精神論に頼らない科学的な根拠に基づいた指導法をもっと広げ、本質的な意味で生徒さんの人生の質をあげることに貢献していきたいと考えています。

 

そこで、指導方針に共感し、一緒に教室の運営に携わってくださるピアノ講師の方を募集します。

 

【条件】

  1. 行田市、鴻巣市、羽生市近辺に居住されている方。
  2. ご自宅の一室をレッスン室として使用することのできる環境にある方。
  3. 音楽大学、普通大学の音楽科、もしくは相当する音楽系の学校出身者。
  4. 専攻楽器は問いません。(ピアノでなくてもOK)
  5. 講師かなざわさちのブログに一通り目を通して頂き、指導法に共感、興味を持てる方。
  6. 年齢は不問。
  7. 多少のPCスキルのある方。(メール、ワード、エクセルの基本機能が使えること)
  8. 稼働日数、稼働時間はお任せします。

【待遇】

業務委託契約

 

※詳細は、メールや直接お会いしての面談の中でご説明いたします。

お問い合わせはこちらへお願いします。