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お勉強は体ができてからにしよう!(第1回)

私は、お勉強は小学生のうちはそれほど必要ない、というか体ができてからでないと、効果が少ないと考えています。

ですから、学校で学べば十分なのに、それ以上に宿題をむやみやたらにたくさん出す先生、嫌いです。

(学力で世界一位をとったフィンランドでは、先生は宿題は1日につき10分程度のものしか出しません。これは本当のことです。そして学校が終わるのも早く、放課後子供たちはめいっぱい体を使って遊びます。)

 

お勉強は、動きを伴って始めてできるものですよね。

 

例えば黒板を見る、何が書いてあるか上下左右に読む、そしてそれを手元のノートに書き写すなど。

簡単と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれさえも非常に苦手とする子供や大人がいます。

 

まず、黒板を見るときに目の動きがうまくいかなかったらどうでしょう。黒板を見るたびに大変な努力を必要とします。

上から下に目を動かすことは比較的うまくいっている人が多いのですが、下から上に動かしたり、左右に動かしたりするということは、機能が未発達な人とっては、大変なことです。

 

そんなつらい作業を乗り越えて努力して目を上にあげることができ、字を読もうとする、でも右へ読み進めたくてもうまく右へ目を動かすことができない。

一字一字をゆっくりと読み終えて、ようやく意味がわかる。

 

読めたと思って下に目を落として鉛筆を使って黒板の内容を書こうとする。

でもあまりにも時間をかけて読んだために内容を忘れている。

そして大変な思いをしてまた目を上に動かし・・・・

と続けながら、ようやく鉛筆を使って書こうとする。

 

しかし力の加減がうまくいかないために、字の筆圧が極端に強くて疲れたり、極端に弱くて読みにくくなったり、うまく枠に入らない、鉛筆がよくにぎれない、鏡文字を書いてしまう、などが起こったりすることもあります。

 

左右の確立が未熟なために、右手を使って自分の真ん中を超えて左側で文章を書くことが難しく、いちいち自分の右側にノートを置かないとうまく書けないなど・・・

 

さらに、赤ちゃんの頃に備わっていた『原子反射』というものが残っていたりする場合、椅子に座っていることすら気持ちが悪くて集中できない、ということもあります。

 

こんな調子では勉強はなかなか進みません。

 

発達が未熟であると、全てではなくても上記のようなことが起こっていたりします。

 

こんなに大変な思いをしていたら、勉強なんて面倒になります。疲れます。

一部分でも要素があれば大きな障害です。

その結果、考える力はあるのに、それが表出せず、勉強嫌いに見えている人は結構多いです。

 

よほど勉強したいという強いモチベーションを持ち合わせている人は別ですが。

 

一般にお勉強のできる人というのは、なめらかに目を動かすことができ、力加減も上手です。上下左右の感覚も確立されています。

体をうまく協応させて動けているから勉強が楽に進んでいるだけなのです。

 

そしてこれは、ピアノを弾く時にもおなじようなことが起きます。

 

ではそうした、うまく体を使えていない子供や大人はどうすればよいのか。

考え方は簡単です。その未発達な部分を発達させていくことです。

 

その未発達な部分に働きかけることができるのは、

『乳幼児期の動き(赤ちゃんのときの動き)』

です。

 

次回に続く。

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