フェルデンクライスの言葉からピアノを教えることを考える

「人を治療するのではない、人を癒すのでもなく・・・

「人を治療するのではない、人を癒すのでもなく、また教えるのでもない。私は学ぶことが人間として最も重要なことであると信じている。だから人々に様々な話をしている。」モシェ・フェルデンクライス

こんなことをフェルデンクライスに言われたら、ピアノを教えているなんて、おこがましいですね^^;

 

フェルデンクライスは、学ぶことが人間に取って最も大切なことだと思っていました。学ぶことで、いろいろな意味で生活の質が良くなる、ということに気づいて欲しかったんです。

 

フェルデンクライスは、原子力を発明したキュリー夫妻と研究を共にし、その発明において重要な役割を果たした人物です。

「ノーベル物理学賞を取るか、療法家の道を取るかという選択で、療法家を取った」と後に冗談を言われるほどのすばらしい物理学者だったそうです。

 

私は現在フェルデンクライスプラクティショナー養成コースのトレーニングを受けていますが、そこでは全て本人に気づきを与えるレッスンが行われています。何かを教え込まれたり、治してもらったりするものではありません。

 

自分で気づくことが最大の学びです。自分で気づいたときにその学びは本物になり、脳にしっかり刻み込まれます。教え込まれたものは、すぐに忘れてしまうし、本当の意味での理解はできません。

 

ですので、私もレッスンの中ではできるだけ本人に気づいてもらうように声をかけています。

例えば、リズムを間違って弾いてきた生徒さんに対して、「そこのリズム違う」とはすぐには言いません。「じゃあ一緒にリズム打ちしてみようか」と声をかけて一緒にやってみたりすると、大抵は自分で気づいてくれます。

そうするといやな気分にならないし、脳が覚えやすいから、その後に同じ間違いをすることが少ないです。

 

でもこの「気づいてもらう」っていうの、すご〜く難しいんです(T_T)

 

その場で間違いを指摘したり、やってほしいことをそのまま口にするほうがよほど簡単です。でも、今すぐそれが解決して後につながらない方法よりも、その効果が将来にわたって続くほうがよほど有意義ではないですか?

 

語彙が少ないながら、有意義なレッスンになるよう日々がんばっております!

さちピアノ教室



レッスン時間

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