身体理論に基づいたレッスンの提供を目指す
〚さちピアノ教室〛
  • ホーム
  • 講師のブログ
  • コースのご紹介
  • 講師紹介
  • お問い合わせ
  • アクセス
  • 演奏動画
  • Q&A
  • 料金
  • ピアノ講師募集
  • ショップ
脳・身体のこと  ·  2016/02/15

心理学の観点から教えることを考える

「Don`t~」「No」「Try~」を、できる限り用いないようにレッスンしています。

「Don`t~」は言わずともわかる、「~しないで」ですね。

「No」は「ダメ」ですね。

 

例えば、机の上に上がってしまう子供がいるとしましょう。このときに、どんな声がけをされますか?

「机の上はあがっちゃいけないよ。」「だめ!」「・・・・知らんふりする」「怒っている気分をかもし出す( 一一)」

上記が一般的かなと思います。

 

実は一番効果的なのは、

「○○ちゃん、降りようね。」なのです。

ここで降りた瞬間に「えらい!」と褒めることができたら、さらに効果的ですが、ここでは否定形を肯定形にするということがテーマですので、褒めることについてはまた後ほど・・・。

 

電車に近づいてしまう子供を見て、思わず

「電車のそばにいかないでね。」「電車の近くに行っちゃだめだよ。」

と声をかけると思います。

これを

「この白い線のこっち側歩こうね」

と声をかけると、びっくりするほど簡単に言うことを聞いてくれたりするんです。

 

人は、否定形で言葉をかけられるといやな気分になることが多い生き物です。さらに、「~しないで」と声をかけられても、じゃあそれをしないで何をするのか、実はよくわからなかったりします。子供なら、なおさらのことです。

 

ピアノを教えるときには、

「そこの音大きくしないで」を「そこの音は静かに弾きます」と言ってみたり、

「力まないで」を「大好きなことを考えます」「息をすったり吐いたりするのを感じます」と言ってみたり、

要は、結果こう動いてほしいと思うことを言うのです。

 

では、「Try~」「~やってみようか」「~にチャレンジしてみよう」ですが、

ポジティブな声がけに感じられるので意外だと思われる方もいらっしゃるでしょう。

もちろん悪いわけではありませんが、動きの支持をするときには邪魔になることがあります。

 

ピアノレッスンに限らず、習い事などで、

「じゃあ次は、こういう風にやってみてくれる?」

と言われたとき、どう感じますか?

私は、すべてではないですが、何の期待されてるんだろうと一生懸命考えたり、期待に応えなければと緊張したり、難しそうに見えたら拒否するかもしれません。

 

結果的に無用な緊張とストレスを与えることがあり、それは動きに良い影響を与えません。

 

ではどうすればよいのか。簡単です。「Do~」で声をかけます。

「じゃあ次はこういう風に弾きます。」

「右手を弾きます」

「暗譜して弾きます」

 

こういう風に言われると、チャレンジしようと言われるよりも、緊張感なく取り組めるのが、なんとなくでも想像できますか?

 

よく見られるケース

「○○ちゃん、発表会出てみる?」

「・・・・いやだ」

 

こうしたらどうでしょう。

「○○ちゃんは発表会に出るよ~」

「え?そうなの?いつ?それなに?」

 

無用な緊張を与えないことで、行動がポジティブに動く可能性があります。

 

これらの心理学を応用した声がけは、かなり頭を使うのですが、なるべく生徒のみなさんが気持ちよく、楽に動けるようになって頂きたいので、これからも勉強していきたいと思います。

tagPlaceholderカテゴリ: ブログ, ピアノ, 身体とこころ

さちピアノ教室


【レッスン時間】

11:00~19:30

定休日:金曜&日曜

ピティナピアノの先生紹介ページ

1 (税込)
返金/返品条件 | プライバシーポリシー | サイトマップ
Copyright (C) ピアノ教室 - 行田市・館林市・羽生市【埼玉県・群馬県 - さちピアノ教 室】 All Rights Reserved.
ログアウト | 編集
  • ホーム
  • 講師のブログ
    • ピアノ練習法
    • 発表会など
    • コンクールなど
    • 脳・身体のこと
    • 教室のお知らせ
    • 発達障がい・その他の障がいに関すること
    • 生徒さんレッスン風景
    • 講師かなざわの自閉症の息子の生活
  • コースのご紹介
    • 子供のレッスン
      • 生徒さんのお声
    • 大人のレッスン
    • 発達障がいやその他の障がいをもつお子さまのレッスン
      • 診断・そしてフェルデンクライスへ
      • フェルデンクライスメソッドとは
      • 不可能を可能に
      • ピンチはチャンスである
    • アソブワーク
  • 講師紹介
  • お問い合わせ
  • アクセス
  • 演奏動画
    • コンクールでの演奏
    • 2019年ピティナステップ
    • 2018年ピティナステップ
    • 2017年発表会
    • 2017年ピティナステップ
    • かなざわさち動画
  • Q&A
  • 料金
  • ピアノ講師募集
  • ショップ
  • トップへ戻る