自閉症なおきの運動能力が飛躍的に向上!

自閉症なおき小学6年、最近運動能力が飛躍的に高まっています。

動画はなおきが両手と両足に本を乗せて転がっているところです。

フェルデンクライスを応用しています。

 

小学4年、5年でやらせてみたときはふざけてしまって応じなかったのですが、今回はあっさり応じました。

その動きに対してからだの準備ができているかどうか、というのを無意識に感じる力が人にはあります。

小学5年の時点ではできないと思ったからやらなかったのでしょう。

 

全身のコンビネーションを必要とするこの動き。

全身に意識を向け、どのように動いたらよいか工夫して動きます。

柔軟さはほとんど必要ありません。大人でもできます。

ボルダリングのスクールに通っているなおき。

この日はスクールではなくただ遊びに行きました。

ハマりにハマり、将来の夢はボルダリングの先生だと言い始めています。

 

考える力をつける、などとよく言いますが、

脳科学者のマイケル・マーゼニックはこのように言っています。

「動きを組み立てている時の脳のプロセスと、物事を考えている時の脳のプロセスは同じである。」

つまり、動きの向上は考える力の向上であり、知力の向上とイコールなのです。

 

ボルダリングというスポーツが素晴らしいのは、力(筋肉)ではなく、うまく体を使い無駄な努力を極限まで減らして登る必要があること。

そうでないと疲れてしまって、1時間も経たないうちにギブアップしてしまいます。

無駄な努力を減らしたり、省エネで体を適切に動かすことはフェルデンクライスと同じなので、息子のメソッドへの理解も深まっているようです。

元々は岩を登ったりすることを想定しているボルダリング。

1時間で力が尽きたら登れません。

なおきは、時間が許しさえすれば5時間でもずっと登っています。

(しかもここで遊ぶ前はボーリングで3時間投げ続けていました。私の体力が限界です。。。)

 

嬉しいやら悲しいやらなのが、びっくりするほど態度が良いことです。

ピアノは1回弾くたびに10個くらいの文句を並べるのに、ここではルールを厳密に守ります。

好ましい態度で先生に何度も質問に行きます。

あれほど文句を言っていたマスク着用もここでは着けていないかのように自然に着用(笑)

 

なおきは学校の運動会は「土日はお休みしたいです」ということで欠席しました。

そんな風に学校のルールはいとも簡単に破りますが、「ここにいたい(ボルダリングジム)」と思ったら、

そこでのルールを守るのは容易そうです。

全てにおいてマイペースなのではなく、環境によって分けることができようです。

なので、組織の中で働くタイプではないかなと思っていたのですが、環境によってはできる可能性もあるなと感じるようになりました。

運動能力の中でも手先を器用に動かす能力。

「幼稚園」という雑誌の付録で公衆電話を作りました。

この付録、子供には到底作れない代物です。

手先の器用さと黙々と長時間作業に取り組む安定感が必要です。

私には作るのは難しいので、自分で作れるようになって本当によかった!

なおきの教育の基礎は「フェルデンクライスメソッド」にあります。

これはピアノレッスンにも、自分自身の考え方や演奏にも生かしています。

子供も大人もここで終わり、ということはなく一生涯発達し続けることができます。

どこまでも発達し続けることができるフェルデンクライス、ご興味のある方はグループレッスンや個人レッスンをご紹介できますのでお問い合わせください。

指導にあたって

当時、講師かなざわの1歳の息子がピアノで楽しそうに遊ぶ姿に感激しました。これは、その当時のかなざわにとってピアノは『楽しい』ものではなくなっていたからです。

 

人は本来、ピアノが楽しくないとか苦手だとは思いません。しかし、ピアノが苦手で楽しくないと感じ、結局は諦めてしまう人は多いのが現実です。それを変えたいという思いが、ピアノ教室を立ち上げる原点となりました。

 

お子様にピアノを習わせたい親御さんや、自分自身がピアノを学びたいと思っている大人の方々は、レッスンに何を期待されていますか?

私がピアノを習っていた当時は「上手い」ことが全てでした。

それは音大に入っても変わりませんでした。

 

しかし社会に出て「上手い」人に価値があるというわけではない、ということがわかりました。

それはとてもショッキングなことでした。

そこにたどり着けば上手くいくものだと思って努力していたからです。

これは勉強,就職に対する考え方と同じだと思います。

 

『上手い』演奏は目指しません。

ピアノレッスンそして練習というプロセスを通して『質の良い学び方』を学びます。

「結果」は、『学んだ』後に勝手についてきます。

練習、学びの質が良ければ自然と「上手い」演奏になるかもしれません。

 

 私が準備できるのは、まずは何度でも間違えられる、どのような弾き方でも批判を受けない、つまり「安全だ」と感じる環境を作り生徒さんが本来の力を出せるようお手伝いをすることです。

音楽は非常に歴史が深く人間の叡智が宿っています。

それを演奏する楽しさというのは格別です。

しかし、やり方を誤ると体を傷つけます。

 

私自身が、小学校高学年の頃から体の痛みに苦しめられることになりました。

30代を過ぎてからは治療法の確立されていないフォーカルジストニアという脳神経の難病を発症しています。

痛みや病気の発生はその取り組み方にありました。

 

努力や根性、厳しい訓練がもたらす弊害を、ジストニアをきっかけに始めたメソッド「フェルデンクライス」から学びました。

フェルデンクライスは脳の可塑性を利用した科学的なメソッドです。

動きを通して脳を活性化します。

 

根性論でなく、何か有名な教育書に書かれているからでもなく、ただ脳がどのようにしたら活性化するのか、よりよく学べるのか、それをフェルデンクライスは体験をもとに気づかせてくれます。

 

私の指導の源はそこにあります。

指導とは、その演奏を成しとげるための『新しい選択肢』を提示するものです。

『理想』はおしつけません。

一人ひとりに寄り添い、 その人らしい演奏を尊重します。

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年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、生徒さんを増やすことがなかなかできない状況です。

 

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