知的障害のイメージ・・・。頭が悪い?違います!
1月に行われた小学校での、初めての学力テストの結果が戻ってきました。(知的障害で自閉症〈小学1年〉、かなざわの息子の答案です)
100点でした。
自閉症には難しいと言われる文章問題も、よく理解して解くことができています。
彼は、算数と漢字が大好きです。普段のテストもほとんど満点です。
※普通級のテスト問題です。
知的障害と診断されたのは、息子が3歳のとき。
そのときは、一生話すことはないかもしれないと言語聴覚士の先生に言われたほどでした。
「障害」という名前にとらわれて、診断されて大変なショックを受ける親御さんがいらしたり、知的障害と聞いて「なんとなく劣った人」という風に見る方は多いですが・・・
息子の現在を見て、いわゆる「健常」のお子さんと何か違いがありますか?
お子さんに「障害」という診断名がついた親御さんに、イメージにとらわれて自分自身を見失なわないでほしいと感じ、このブログを書きました。
診断されてから、かなざわは勉強し続けました。
フェルデンクライス、シュタイナー、ジェレミークラウス、感覚統合の知識を応用して、毎日子供の体を触ったり、遊んだりしています。
不適切な緊張から彼を守るために、彼への接し方、習い事などの先生選びは極めて慎重にやっています。
その結果、激しい場所見知りでどこにも外出できない状態を脱し、今では、週1回通っている療育先まで、往復4時間の電車の旅を楽しんでいます。
皮膚の感覚が過敏で、アトピーなのにクリームを塗られたくないという症状がありましたが、今では、
「お母さんクリームぬって〜。フェルデンクライスして〜。」と言うまでになりました。
宿題は、やりたくないと言ったら、絶対にやらせません。
必ずやりたくない理由があるからです。
(やりたくない理由は、体調が悪いか、内容の理解ができていないかの、2つしかありません。そうしたら、その問題を解決してからでないと宿題はできないですよね。)
そして、好きなことをとにかく存分にやらせること。
これにつきます。
もちろん問題が何もないわけではないですが、楽しく学校に行き、勉強が好きで、そして彼の日常のほとんどは『遊び』です。好きな事だらけです。
人間の神経系は、安全で心地よい時に、どんどん洗練されていきます。
人間の脳の仕組み、体の仕組みから考えれば、何をやらせる必要があるかは、自然とわかります。
もし、目の前にいるお子さんとどのように接していったら良いか、悩んでいる親御さんがいらしたら、ぜひお問い合わせください。
お役に立てることが必ずあります。