4歳半の時に知的障害の判定を受け、療育手帳を取得したなおき。中学進学にあたり再度知能検査を受けたところIQが爆上がりしたため、取得ならずでした。
田中ビネーという知能検査は、全問不正解になるまで終わらないという精神的に過酷な検査です。。。
2時間半ぶっ続けで問題を解いたなおき。
途中で嫌になって中断したので確かな数値は出なかったけれど、知的障害のゾーンをはるかに超えることになりました。
もちろん療育手帳の更新はなしでした。
空間把握能力の高さと、見て暗記する能力の高さはずば抜けているようです。
だから漢字や英語の単語も一度ですぐに覚えるのかと納得。
聞いて覚えておくのはとても苦手らしく、これは参考になりました。
このような特性だからこそ、学校の授業はやりにくいんですね。
授業は基本は先生が一方的に話すもの。
特性から言えば、グループよりも個人レッスンがなおきには合っているということが再認識できました。
検査から戻ってきた瞬間、信じられないくらい顔色が悪くなっており、もうやらない!2度と受けないからね!と泣いてしまいました。
その後1日精神的に不安定になってしまい、親も参りました。
まだ全問不正解になっていなかったので続きがあったのですが中断。
中断したところまでの数値ですが、知的障害の領域を遥かに超えた数値となりました。
なおきは途中で検査の方に
「休憩をください。」
と言ったらしいのですが、ほとんど休ませてもらえなかったそうです。
中断しても2時間半経過していたので、そりゃあきついです。
今回のことで田中ビネーでの知能検査は、信頼できる人に行ってもらうことが必須であることがわかりました。
そうでないと、比較的応じる子供の場合無理をし過ぎて、その後に続く悪影響になります。
なおきの場合は、親を信じて検査を受けたのに。。。と人間不信のような状態になり、完全にトラウマ化してしまいました。
子供にする検査なので、負荷がかかり過ぎないようにうまくやってくださるのかと思ってしまったのが失敗でした。
なおきには本当に申し訳なかったです。
これから受ける方はぜひ参考にしてください!
いろいろ書いてきましたが、知的障害であるかどうかはどうでも良いことなのです。
前より伸びているか、これが大切です。
そもそも能力を引き出す、高める、というのは感覚の識別能力を上げることにあります。
識別能力は、感覚を研ぎ澄ますことで高くなります。そして、感覚を研ぎ澄ますために必要なのが「頑張らない」ことなのです。
頑張らない、とは本来のそのままの自分でそこにいることです。
能力を引き出す対象が子供の場合、もっとも重要なのは、実は親が心身ともに楽な状態にあること。
子供に何かするのではなく、親がまず楽でいられることが重要です。
私はフェルデンクライスを応用してなおきを育ててきました。
その結果が出てきています。
もちろんいろんな習い事もしていて、先生たちの質の良さのおかげです。
でもその先生を選ぶことができるのは、やっぱり親なのです。
当教室ではフェルデンクライスを応用したレッスンを行なっています。
私はただ楽しく、とか優しくしているのではなく、メソッドに基づいて、科学的な観点で接しています。
そうすると自然と、楽しいレッスン、優しい声がけ、みたいになってきます。
フェルデンクライスを応用した子育て相談も行なっています。
zoomでご相談にのることもできますので、興味がありましたらお問い合わせください。
4月入会の生徒さん募集
2023年4月より水曜日の16時くらいの時間帯に空き枠が出る予定です。
ご興味のある方はお早めにお問い合わせください。
単発コースは、月1.2回利用でしたら通年募集しています。
※友達追加した後に、お名前と体験レッスン希望の旨コメントしてください。
コメントをお書きください