自閉症&知的障がい9歳息子の勉強から進撃の巨人まで

講師かなざわの自閉症の息子9歳。支援級に在籍しています。最近の様子です。

テストの時期が終わり、結果が返ってきています。

とりあえず理解できていないものはなさそうです。

息子は知的障がいもありますが、学力はよいほうです。

知的障がいというのは頭の悪い人のことだと勘違いしてる方がかなりいらっしゃるのですが、そうではないことがこうした結果からわかります。

 

逆に言えば、お勉強では何かを測れない、ということです。

 

医師をやっているピアノ仲間がこう言っていました。

「ほとんど役に立たない学校の勉強が必須科目になっていて、なぜ脳の発達にダイレクトに刺激を与える音楽が必須でないのだろう。ピアノ演奏をもし必須科目にしたらもっと面白い人がたくさん出てくるし、文化も栄えるだろうに。」

 

 なぜ世間は、何も測れない勉強を、何かの指標として子供に与え続けるのでしょう。

社会に出て仕事にほとんど生かすことができず、挙句の果てにはきれいさっぱり忘れてしまう勉強をなぜやり続けるのでしょう。

 

 

日本で学校のようなもの(寺子屋)ができたとき学んでいた内容は、農業の基本だったりしました。だからデシリットルとかリットルとかあるわけです。肥料などの調合に必要だったりしますよね。

農業をすることの多かった日本人にはまさに仕事に使える勉強だったわけですが、今はどうでしょう。

もちろん基本的な読み書き計算は生きていく上で必要ですが、それ以外って必要あるのでしょうか。。。

 

あと1歩下がって言うならば、今までは仕事では『正確に速く何かを処理する能力』というのが必要とされることが多かったです。

そういうのは、いわゆる学校のお勉強が得意な場合にうまくいくことが多いです。

だから、企業が学生を働き手として取るときに『どの人を取ったらうまくいくのか全然わからないから、とりあえず学歴の高いのを取っておこう』

と考えていたのは一理あります。

 

でもその『正確に速く何かを処理する能力』は必要なくなったことは周知の事実です。

だってそんな能力、ITのほうが優れていますから。

今から必要なのは、他者とのコミュニケーション能力、何かを生み出す創造性、うまくいかないときに工夫する能力などです。

これは、学校の必須科目で学べる内容ではありません。

そして一番大事だと思うのが、『精神状態を含めた体調不良のときに自分で自分をメンテナンスする能力』です。

これも必須科目の勉強では学べません。ちなみにフェルデンクライスで学べます(宣伝)

 

最近、Pythonというプログラミング言語を学んでいるのですが、これが使えれば事務処理をロボットがやってくれるよう指示できて、いろんなことが自動化できます。

私のような音楽しかやってない人間でも、プログラミングである程度の事務処理ができてしまう時代です。

 

『進撃の巨人』という漫画の中で、エルヴィンという登場人物が

「君はどっちを選ぶ?敵はどっちだと思う?」

とある人に声をかけます。(ようやく表題の件)

 

みなさんは今の時代に何を選びますか?

指導にあたって

当時、講師かなざわの1歳の息子がピアノで楽しそうに遊ぶ姿に感激しました。これは、その当時のかなざわにとってピアノは『楽しい』ものではなくなっていたからです。

 

人は本来、ピアノが楽しくないとか苦手だとは思いません。しかし、ピアノが苦手で楽しくないと感じ、結局は諦めてしまう人は多いのが現実です。それを変えたいという思いが、ピアノ教室を立ち上げる原点となりました。

 

お子様にピアノを習わせたい親御さんや、自分自身がピアノを学びたいと思っている大人の方々は、レッスンに何を期待されていますか?

私がピアノを習っていた当時は「上手い」ことが全てでした。

それは音大に入っても変わりませんでした。

 

しかし社会に出て「上手い」人に価値があるというわけではない、ということがわかりました。

それはとてもショッキングなことでした。

そこにたどり着けば上手くいくものだと思って努力していたからです。

これは勉強,就職に対する考え方と同じだと思います。

 

『上手い』演奏は目指しません。

ピアノレッスンそして練習というプロセスを通して『質の良い学び方』を学びます。

「結果」は、『学んだ』後に勝手についてきます。

練習、学びの質が良ければ自然と「上手い」演奏になるかもしれません。

 

 私が準備できるのは、まずは何度でも間違えられる、どのような弾き方でも批判を受けない、つまり「安全だ」と感じる環境を作り生徒さんが本来の力を出せるようお手伝いをすることです。

音楽は非常に歴史が深く人間の叡智が宿っています。

それを演奏する楽しさというのは格別です。

しかし、やり方を誤ると体を傷つけます。

 

私自身が、小学校高学年の頃から体の痛みに苦しめられることになりました。

30代を過ぎてからは治療法の確立されていないフォーカルジストニアという脳神経の難病を発症しています。

痛みや病気の発生はその取り組み方にありました。

 

努力や根性、厳しい訓練がもたらす弊害を、ジストニアをきっかけに始めたメソッド「フェルデンクライス」から学びました。

フェルデンクライスは脳の可塑性を利用した科学的なメソッドです。

動きを通して脳を活性化します。

 

根性論でなく、何か有名な教育書に書かれているからでもなく、ただ脳がどのようにしたら活性化するのか、よりよく学べるのか、それをフェルデンクライスは体験をもとに気づかせてくれます。

 

私の指導の源はそこにあります。

指導とは、その演奏を成しとげるための『新しい選択肢』を提示するものです。

『理想』はおしつけません。

一人ひとりに寄り添い、 その人らしい演奏を尊重します。

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