支援は診断された人のためにあるのではなく、「困っている人」全員のためにある

すべての人が何かに「困って」いると思います。

こちらから拝借しています。

https://twitter.com/kumokun8/status/1056853775195922433

上の続きです。

似たようなことで、電車などのシルバーシートがあると思います。

あれって、高齢の方か妊婦さんでないとものすごく座りづらいですよね。

今は、いろんなマークが作られて外からはわからない困ったことがある人も座ることができるようにしているらしいですが、浸透率はいまいちです。

 

でも、高齢でなくても妊婦さんでなくても特別なマークを所持していなくても、体調が悪かったり何かあって困って座りたいと思っている人はたくさんいます。

 

現に私、学生時代や会社員時代に疲れやストレスから来る貧血に悩まされており、よく電車の中で立っていられなくなることがありました。

 

シルバーシートに座っている人を見て、「死ぬほど座りたい」と思いながら床に座り込んでしまう、または倒れてしまう、などしょっちゅうありました。

※シルバーシートに座るよりも迷惑ですね(苦笑)

 

シルバーシートは、高齢者などを助けるためのものなのか?と言ったらそうではなく、「困っている人」を助ける座席というのが適切だと思うのは私だけでしょうか。

 

私の母(70歳)を見ているとわかりますが、私より元気なとき多いです。

そして妊婦をやったことがあるのでわかりますが、妊婦の私は通常時の私よりも元気でした。(もちろん体調悪い人もいます)

 

イラストの目的のように「障がい」に話を戻します。

人はいろーーーーーーんな特性があります。

発達障がいと診断されていてもそうでなくても、「困って」いたら支援の対象なのです。

 

よくある話が、

『育てにくい、他の子と同じようにできないなと思って病院を訪れたら診断がつかなかった。うちの子は障害児ではない。ラッキー。』

 

私のココロの声

『。。。(怒)』

 

育てにくい、他の子と同じようにできないなと心配して病院を訪れているということは、その子供がこれから困る可能性があるということです。

診断がついたとかつかないとかそういう問題ではありません。

 

ピアノレッスンを通して見えることはたくさんあります。

 

  • 目の動きがなめらかでない。(楽譜を追えず、今どこを弾いているのかわからなくなる。音符を飛ばして読んでしまう。)
  • 不器用で指に適切に司令がいかない。例えば3番の指を動かしたいのに違う指が動く。
  • 音痴(自分がイメージしている音に体がついていかない。他のことにも影響を及ぼしていることが多い。)
  • 楽譜を読む様子から、視知覚認知能力(図形を理解する力など)の不足。(ト音記号のミとソの違いが小学校高学年になってもわかっていない場合、この能力がうまく育っていません)
  • 数年ピアノをやっても鍵盤をじっと見ながらでないと弾けない場合は、ボディイメージが十分に形成されていない。
  • 力の加減ができず、ものすごく大きい音か消えるような小さい音しかだせない場合、いろいろな感覚がうまく使えていません。
  • 座っていられない、または姿勢がすぐに猫背のようになる。(姿勢保持のための筋肉や骨格がうまく発達できていない可能性や、興味があることにものすごく惹きつけられてしまう性質、集中するための脳ができていないなどあります)
  • リズムの意味を理解できない。(本質的な数学的能力に関連があります。)

発達段階によりまだできないということはありますが、上のような状態が年齢を経ても固定されている場合は、ピアノ意外の他のことに「困る」可能性があります。

 

そして上のような状態は、障がいの診断のあるなしに関わらず、存在します。

ということは、「困る」可能性がある、「支援する必要がある」子どもは、診断の有無に関わらずいるのです。

 

お子さんに何らかの診断がついた場合、親御さんは多くの場合非常に賢くなります。

なぜなら、通常の方法、今まで受けてきた教育方法ではやっていけないことに気づくからです。

 

診断がついておらず、ただ不器用とか頭がよくないとか、運動神経がよくないとか落ち着きがないとか変わっているとか。。。そんな漠然とした型にはめこみ、それを努力によって克服させようとしたとき、子供の自己イメージ(自己肯定感、尊厳)は著しく傷つけられます。

その結果、様々な不適合が生まれます。

 

眼の前の子供がなにかに「困って」いたら、何らかの支援が必要なのです。

 

でも「困って」いる様子がわかりにくいお子さんもいらっしゃいます。

子供が自分自身で「困っていること」を隠すことは非常に多いからです。

 

「困って」いるかどうかはその子供の動きや、その動きに対する思考を見ているとわかります。

それをなるべく早い段階で理解することができるように、そしてその子のために今何をすべきか、適切な回答を導き出すために、私はフェルデンクライスやジェレミークラウス等を学び続けています。


【レッスンのひとこま】

行田教室にて。

姉妹でレッスンに来てくれています。

ソファーにかけたタオルケット?のひもを、最近覚えた三つ編みにすることに楽しさを覚えた小1のいもうとちゃん。そして、その真似をしていもうとの髪を三つ編みにするお姉ちゃん。

そして、おもしろい絵になるからと、私の無理強いによりお姉ちゃんの髪の毛を三つ編みにするお母さん。

三つ編みって小さいお子さんにとっては高度なスキルです。

ピアノ練習するより、演奏能力が上達する可能性あるよ(笑)本当です。


【生徒さん募集&空き状況】

レッスンの空き状況を更新しました。

 

行田教室かなざわの担当する『子供のレッスン』『大人のレッスン』『発達障がいその他の障がいのお子さまのレッスン』は定員になり、募集を終了しました。また空きがありましたら、お知らせいたします。

 

身体の調律コース、また松本りかの担当する館林教室については下記の通り募集を継続しています。

 

以下、2018年12月18日現在の状況です。

 

【館林教室】担当講師-松本りか

  • 生徒さんの募集を継続しています。開室より1年たち、レッスン枠が残りわずかとなっております。お早めにご利用くださいませ。

【行田教室】担当講師-金沢紗智

【料金はこちら。】

 【レッスンのご予約、ご質問等はこちら。】


【急募!ピアノ講師の方】

さちピアノ教室はおかげさまで、個人のピアノ教室としては異例のぶるいの多くの生徒さんを持ち、安定した運営を続けています。

 

年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、これ以上生徒さんを増やすことができない状況です。

 

特に行田教室については募集を終了している旨お知らせしておりますが、新規のお問い合わせが続き、心苦しく思いながらお断りしています。

 

従来の精神論に頼らない科学的な根拠に基づいた指導法がもっと広がり、音楽が本当の意味で生徒さんの人生の質をあげることに貢献していきたいと考えています。

 

そこで、指導方針に共感し、一緒に教室の運営に携わってくださるピアノ講師の方を募集します。

 

【条件】

  1. 行田市、鴻巣市、羽生市近辺に居住されている方。
  2. ご自宅の一室をレッスン室として使用することのできる環境にある方。
  3. 音楽大学、普通大学の音楽科、もしくは相当する音楽系の学校出身者。
  4. 専攻楽器は問いません。(ピアノでなくてもOK)
  5. 講師かなざわさちのブログに一通り目を通して頂き、指導法に共感、興味を持てる方。
  6. 年齢は不問。
  7. 多少のPCスキルのある方。(メール、ワード、エクセルの基本機能が使えること)

【待遇】

業務委託契約

 

※詳細は、メールや直接お会いしての面談の中でご説明いたします。

お問い合わせはこちらへお願いします。

 

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