自閉症で軽度知的発達の診断がある息子のピアノ練習と、楽譜読み風景。

講師かなざわの息子は、2歳半のときに自閉症と軽度知的発達の診断を受け、療育手帳も持っています。その息子がようやく秩序を持ってピアノに向かえるようになってきましたので、その様子の動画などを公開します。


「かっこう」反進行バージョンピアノ演奏

親が子に何かを教えるというのは、とても難しいことです。

 

ましてや、自閉症を始めとした発達障がいをお持ちの親御さんは、何かに向かわせたいのにその通りになんかならないことは、身にしみてわかってらっしゃると思います。

(もちろん興味があれば別ですよ、寝る間を惜しんでやりますよね(^_^;))

 

というわけで、ピアノに関しては全くの手付かずだった7歳の息子、最近学校で「かっこう」を習ってきて、一本指で弾いていました。

 

「これはチャンスかも!」

 

そう思ったかなざわは、数字が大好きな息子に、指には番号がついていることを教え、ドレミファソのポジションに手を置き、「指番号だけの楽譜」を見せました。

 

すると、

「あー!わかった。できるよ!」

とさらさら弾いてくれました。

 

ちょっとよくばったかなざわは、

「左手も右手のマネして同じ指番号で弾いてみて」

と言ったところ、動画のような感じで弾いてくれました。

 

発達障がいをもつ子どもは、かなりの確率で相当な不器用さを併せ持っています。(必ず併存しているという説もあります。)

息子も同様に、はさみや箸を扱うのがまだ難しかったりする側面を持ち合わせています。

 いろんなことがゆっくりです。

 

ですが、こんなこと(ピアノ演奏)も可能なんです。

もちろん練習なんかしませんし、まだリズムもめちゃくちゃですが、自分はできると感じたらしく、

「今年は発表会へ出る!」

と意気込んでいます。

 

かなざわの負担が倍増するため参加させるかは検討中です(T_T)

 

脳に非常に良い影響を与えるピアノ、音楽を楽しむという意味でも器用さを増すという意味でも、神経系統に働きかけ発達を促すという面でも、成長が気になる親としては嬉しい瞬間でした。


楽譜読み(おんぷワークに取り組み中)風景

目の機能、認知に遅れがあり、楽譜が思うように読むことができないお子さんは多いです。

診断を受けていてもそうでなくても、楽譜読みに困難を抱えるお子さんはたくさんいます。

 

息子も視覚の認知機能に相当な遅れがありましたが、年齢相応か、並より少し上くらいの発達段階にきています。

 

動画は、楽譜(おんぷわーく)を読みながら歌っている様子。

現在は、ト音記号ドレミファソとヘ音記号ファソラシドを安定して読めるようになりました。

 

毎日かなざわが死ぬ気?で行っているフェルデンクライスやジェレミークラウスなどの手技や、それを応用したプロレスごっこ(笑)の成果だと思っています。

感覚のざわざわが減って穏やかに過ごせるようになり、環境が整えば、ピアノに興味を持つ日は近いです。

親御さんの忍耐力は山より大きく、海より深くある必要はあります(^_^;)

 

あきらめないで続けること、これにつきます。

がんばりましょう〜!


♪生徒さん募集&レッスンの空き状況♪

レッスンの空き状況を更新しました。

 

行田教室かなざわの担当する『月3回コース』は定員になり、募集を終了しました。また空きがありましたら、お知らせいたします。

1レッスンコース及び身体の調律コース、また館林教室については下記の通り募集を継続しています。

 

以下、2018年7月27日現在の状況です。

 

【行田教室】担当講師-金沢紗智

【館林教室】担当講師-松本りか

  • 随時生徒さんを募集しています。開講して間もないため、比較的空きがございます。融通のききやすいこの時期に、ぜひご利用ください。

【料金はこちら。】

 【レッスンのご予約、ご質問等はこちら。】

指導にあたって

当時、講師かなざわの1歳の息子がピアノで楽しそうに遊ぶ姿に感激しました。これは、その当時のかなざわにとってピアノは『楽しい』ものではなくなっていたからです。

 

人は本来、ピアノが楽しくないとか苦手だとは思いません。しかし、ピアノが苦手で楽しくないと感じ、結局は諦めてしまう人は多いのが現実です。それを変えたいという思いが、ピアノ教室を立ち上げる原点となりました。

 

お子様にピアノを習わせたい親御さんや、自分自身がピアノを学びたいと思っている大人の方々は、レッスンに何を期待されていますか?

私がピアノを習っていた当時は「上手い」ことが全てでした。

それは音大に入っても変わりませんでした。

 

しかし社会に出て「上手い」人に価値があるというわけではない、ということがわかりました。

それはとてもショッキングなことでした。

そこにたどり着けば上手くいくものだと思って努力していたからです。

これは勉強,就職に対する考え方と同じだと思います。

 

『上手い』演奏は目指しません。

ピアノレッスンそして練習というプロセスを通して『質の良い学び方』を学びます。

「結果」は、『学んだ』後に勝手についてきます。

練習、学びの質が良ければ自然と「上手い」演奏になるかもしれません。

 

 私が準備できるのは、まずは何度でも間違えられる、どのような弾き方でも批判を受けない、つまり「安全だ」と感じる環境を作り生徒さんが本来の力を出せるようお手伝いをすることです。

音楽は非常に歴史が深く人間の叡智が宿っています。

それを演奏する楽しさというのは格別です。

しかし、やり方を誤ると体を傷つけます。

 

私自身が、小学校高学年の頃から体の痛みに苦しめられることになりました。

30代を過ぎてからは治療法の確立されていないフォーカルジストニアという脳神経の難病を発症しています。

痛みや病気の発生はその取り組み方にありました。

 

努力や根性、厳しい訓練がもたらす弊害を、ジストニアをきっかけに始めたメソッド「フェルデンクライス」から学びました。

フェルデンクライスは脳の可塑性を利用した科学的なメソッドです。

動きを通して脳を活性化します。

 

根性論でなく、何か有名な教育書に書かれているからでもなく、ただ脳がどのようにしたら活性化するのか、よりよく学べるのか、それをフェルデンクライスは体験をもとに気づかせてくれます。

 

私の指導の源はそこにあります。

指導とは、その演奏を成しとげるための『新しい選択肢』を提示するものです。

『理想』はおしつけません。

一人ひとりに寄り添い、 その人らしい演奏を尊重します。

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先生募集!

さちピアノ教室はおかげさまで、個人のピアノ教室としては異例のぶるいの多くの生徒さんを持ち、安定した運営を続けています。

 

年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、生徒さんを増やすことがなかなかできない状況です。

 

従来の精神論に頼らない科学的な根拠に基づいた指導法をもっと広げ、本質的な意味で生徒さんの人生の質をあげることに貢献していきたいと考えています。

 

そこで、指導方針に共感し、一緒に教室の運営に携わってくださるピアノ講師の方を募集します。

 

【条件】

  1. 音楽大学、普通高校の音楽科、もしくは音楽系の専門学校出身者。または子供の教育関連の学校出身者。
  2. 専攻楽器は問いません。(ピアノでなくてもOK)
  3. 講師かなざわさちのブログに一通り目を通して頂き、指導法に共感、興味を持てる方。
  4. 年齢は不問。
  5. 多少のPCスキルのある方。
  6. 稼働日数、稼働時間はお任せします。

【待遇】

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※詳細は、公式LINEや直接お会いしての面談の中でご説明いたします。

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