自閉症&知的障がい8歳息子のテスト成績

〚障がい=できない〛ではない!!

行田教室講師かなざわさちです。

 

発達障がいなど、何か『障がい』とつくことに抵抗がある親御さんは非常に多いのですが、私にとってはむしろ、『大多数がやることとは違うことができる数少ない子供だ』と思い、その言動に興味津々です。

 

私の息子は2歳半で自閉症と知的障がいと診断されました。

遺伝的な要素が濃いとされる発達障がいですが、間違いなく私の父が自閉症だと思います。

私の見立てではADHD、ディスレクシア(読み書き障害)も併存していると思っています。

父には重度の吃音があり、息子も吃音なのですが、それ自体が発達障がいの特性の一つと考える見方もあるそうです。

 

父は、会社員だったら大変だったでしょう。

でも幸いなことに会社を経営する仕事につきました。

営業や交渉事が得意だったようです。

 

父の場合には吃音であることを逆手に取り、『うまくしゃべれないのにひたむきにがんばっている人』というキャラクターでお客さんを獲得していったようです。

 

一時期には300人くらいの社員さんを抱える中企業でした。

あるアパレルのメーカーでしたが、その業界では日本で5位以内くらいに入るまずまずの優良企業でした。

後を継ぐ適任を父には見つけることができず、商社の出資を受け入れ、早く言えば会社を売り、70過ぎくらいで完全に引退しました。

 

父はとにかく変人としか言いようがないのですが、家族が嫌がるようなこだわりが随所にあり、会社の社員さんには相当迷惑をかけていたようです。

マナー的には最悪としか言えないことを公衆の場でするのは当たり前で、私は父と一緒にでかけたくありませんでした。

 

でも、やることが魅力的に見えることがあるのです。

それは普通なら考えないことを言ったり、それを実行したりすることです。

一般的常識で動かないのです。

 

父がいわゆる「普通」の人であったなら、会社員はできたかもしれないけれど、経営は無理だったと思います。

 

そうして自閉症の息子のことに戻ります。

学校のテストは満点ではないにせよ、家でほとんど勉強していないのにおおよそ8割くらいは点が取れます。

運動も得意で、マラソン大会では学年で上位です。

ピアノや歌はリズム感と音感がよいため、やれば習得します。(やれば、です笑)

 

でも自閉症で知的障がいです。

比較するのは好きではないですが、いろいろなスキルは高い方だと思います。

 

水が顔にかかるのを死ぬほどおそれていて、2歳くらいから6歳くらいまで頭を洗ったことがありませんでした。

でも小学1年の終わりだったか、急に「自分で洗うよ」と言って頭を洗い出しました。

おむつもいっこうに取れず、学校に入った時点でも小や大をおむつやパンツにすることが当たり前でした。

その後急激に成長し、トイレですることができるようになりました。

 

障がいのある状態は固定していません。

脳には変化する性質があります。

 

息子は脳を変化させたのです。

昔の人が「今はこんなだけど成長とともになんとかなっていくよ」という考え方は合っていました。

脳を変化させ、治癒させることは本当です。

でも今は難しいのです。

様々な動きの体験によって治癒が行われるからです。

そして、今の社会では治癒に導くような環境が用意されていません。

 

発達に刺激を与えるものを用意する必要があります。

 

それさえ与えることができ、ひとたび機能を取り戻したときには、障がいの特性が、非常にすばらしい能力として表に現れることになります。

興味をもったことにとことん集中し、細部までこだわって何かを作りだしたり、発明したり、創造したり、研究したり。。。

いわゆる「普通」の人には到底できない所業を成し遂げます。

 

だから私は障がいのある生徒さんをみていると本当にワクワクします。

 

発達に刺激を与えるもの、それは現在たくさん開発研究されていますが、フェルデンクライス・メソッドやジェレミークラウス、シェルハブメソッド、ビジョントレーング、感覚統合、シュタイナー教育などあります。

 

障がい=できない、ではなく、適切な環境さえ与えれば、「人類の進化を先取りするような能力を持つ類まれな人たち」なのだと私は思っています。

歴史に名を残すような偉大な発明家や作曲家、演奏家などで発達障がいを持たない人はいないと私は思います。

 

だからもし、この子は何らかの障がいがあるかなと思ったときには、「よし!適切な環境を用意して、天才にするぞ!」くらいに思ってください。

そして上に書いたような様々なメソッドなど試してください。

 

当教室でも、上記のメソッドを元にかなざわが息子にやってきた発達を促す手わざ(ハンズオン)を伝えるレッスンを行っています。

ご興味のある方はお問い合わせください。


〚生徒さん募集&レッスン空き状況〛

以下、2019年12月現在の状況です。

 

【館林教室】担当講師-松本りか

 生徒さんの募集を継続しています。曜日や時間帯についてご相談ください。

募集しているコースは以下となります。

子供のレッスン』『大人のレッスン』『発達障がいその他の障がいをもつお子さまのレッスン』。

 

【行田教室】担当講師-金沢紗智

『子供のレッスン』『発達障がいその他の障がいのお子さまのレッスン』:今年度の募集を終了しました。空きが出ましたらお知らせいたします。

大人のレッスン』『身体の調律コース』『面談セッション』:午前中にいらっしゃることができるようでしたら、お受けできる枠があります。(単発のレッスンのみとなります)

料金はこちら

生徒さんのお声はこちら


〚ピアノの先生募集!!〛

さちピアノ教室はおかげさまで、個人のピアノ教室としては異例のぶるいの多くの生徒さんを持ち、安定した運営を続けています。

 

年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、生徒さんを増やすことがなかなかできない状況です。

 

従来の精神論に頼らない科学的な根拠に基づいた指導法をもっと広げ、本質的な意味で生徒さんの人生の質をあげることに貢献していきたいと考えています。

 

そこで、指導方針に共感し、一緒に教室の運営に携わってくださるピアノ講師の方を募集します。

 

【条件】

  1. 行田市、鴻巣市、羽生市、千代田町、邑楽町、明和町近辺に居住されている方。
  2. ご自宅の一室をレッスン室として使用することのできる環境にある方。
  3. 音楽大学、普通大学の音楽科、もしくは相当する音楽系の学校出身者。
  4. 専攻楽器は問いません。(ピアノでなくてもOK)
  5. 講師かなざわさちのブログに目を通して頂き、指導法に共感、興味を持てる方。
  6. 年齢は不問。
  7. 多少のPCスキルのある方。(Eメール、ワード、エクセルの基本機能が使えること)
  8. 稼働日数、稼働時間はお任せします。

【待遇】

業務委託契約(大手の音楽教室や、個人経営の教室の報酬を上回る待遇をお約束します。) 

ご自身の無理のない範囲でレッスンできるため、プライベートとの両立もしやすいです。

 

※詳細は、メールや直接お会いしての面談の中でご説明いたします。

お問い合わせはこちらへお願いします。

 

指導にあたって

当時、講師かなざわの1歳の息子がピアノで楽しそうに遊ぶ姿に感激しました。これは、その当時のかなざわにとってピアノは『楽しい』ものではなくなっていたからです。

 

人は本来、ピアノが楽しくないとか苦手だとは思いません。しかし、ピアノが苦手で楽しくないと感じ、結局は諦めてしまう人は多いのが現実です。それを変えたいという思いが、ピアノ教室を立ち上げる原点となりました。

 

お子様にピアノを習わせたい親御さんや、自分自身がピアノを学びたいと思っている大人の方々は、レッスンに何を期待されていますか?

私がピアノを習っていた当時は「上手い」ことが全てでした。

それは音大に入っても変わりませんでした。

 

しかし社会に出て「上手い」人に価値があるというわけではない、ということがわかりました。

それはとてもショッキングなことでした。

そこにたどり着けば上手くいくものだと思って努力していたからです。

これは勉強,就職に対する考え方と同じだと思います。

 

『上手い』演奏は目指しません。

ピアノレッスンそして練習というプロセスを通して『質の良い学び方』を学びます。

「結果」は、『学んだ』後に勝手についてきます。

練習、学びの質が良ければ自然と「上手い」演奏になるかもしれません。

 

 私が準備できるのは、まずは何度でも間違えられる、どのような弾き方でも批判を受けない、つまり「安全だ」と感じる環境を作り生徒さんが本来の力を出せるようお手伝いをすることです。

音楽は非常に歴史が深く人間の叡智が宿っています。

それを演奏する楽しさというのは格別です。

しかし、やり方を誤ると体を傷つけます。

 

私自身が、小学校高学年の頃から体の痛みに苦しめられることになりました。

30代を過ぎてからは治療法の確立されていないフォーカルジストニアという脳神経の難病を発症しています。

痛みや病気の発生はその取り組み方にありました。

 

努力や根性、厳しい訓練がもたらす弊害を、ジストニアをきっかけに始めたメソッド「フェルデンクライス」から学びました。

フェルデンクライスは脳の可塑性を利用した科学的なメソッドです。

動きを通して脳を活性化します。

 

根性論でなく、何か有名な教育書に書かれているからでもなく、ただ脳がどのようにしたら活性化するのか、よりよく学べるのか、それをフェルデンクライスは体験をもとに気づかせてくれます。

 

私の指導の源はそこにあります。

指導とは、その演奏を成しとげるための『新しい選択肢』を提示するものです。

『理想』はおしつけません。

一人ひとりに寄り添い、 その人らしい演奏を尊重します。

さちピアノ教室公式LINE

下の画像をタップするとページに飛びます。

友達追加の後にお名前とお問合せ内容をお願いします。もしご希望の曜日や時間帯がある場合にはその旨お伝えください。

体験レッスン申込&お問合せフォーム

※体験レッスンの料金は3800円です。所要時間40分。

メモ: * は入力必須項目です

先生募集!

さちピアノ教室はおかげさまで、個人のピアノ教室としては異例のぶるいの多くの生徒さんを持ち、安定した運営を続けています。

 

年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、生徒さんを増やすことがなかなかできない状況です。

 

従来の精神論に頼らない科学的な根拠に基づいた指導法をもっと広げ、本質的な意味で生徒さんの人生の質をあげることに貢献していきたいと考えています。

 

そこで、指導方針に共感し、一緒に教室の運営に携わってくださるピアノ講師の方を募集します。

 

【条件】

  1. 音楽大学、普通高校の音楽科、もしくは音楽系の専門学校出身者。または子供の教育関連の学校出身者。
  2. 専攻楽器は問いません。(ピアノでなくてもOK)
  3. 講師かなざわさちのブログに一通り目を通して頂き、指導法に共感、興味を持てる方。
  4. 年齢は不問。
  5. 多少のPCスキルのある方。
  6. 稼働日数、稼働時間はお任せします。

【待遇】

業務委託契約

 

※詳細は、公式LINEや直接お会いしての面談の中でご説明いたします。

お問い合わせはこちらへお願いします。

コース

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