私の母は、自分の子供を卑下して他の子供をほめるタイプの人でした。
私が、友達のお母さんから褒められるようなことがあると、
「いやいや、娘はね、本当にこんな感じでダメなんです。あれもできないしこれもできないし本当にイヤになっちゃうわ。それに比べると○○ちゃんはあれができてこれができて、本当に羨ましいわ。」
と反応します。
今でも変わりません。
慣れていたので何も感じていませんでした。
でもある時、私のピアノを褒めてくれた友達のお母さんに、いつも通りの口調で母が話し始めると、
「さちちゃんのお母さん、こんなできる子なのにそんなこと言っちゃダメですよ。すごいじゃないですか。」
と言ってくれたのです。
え?何だろう、すごく嬉しい。
それからわりと最近、友達のお母さんに初めて会う機会がありました。
私が、
「本当に頭が良くてできる人ですね〜」
と言ったら、
「そうなのよ!頭が良くて運動もできてね〜」
「頭がいいのはお父さんに似ていて、運動神経がいいのは私に似たのよ~。」
とおっしゃっていました。
それがすごく新鮮で、気持ちが良かったのです。母との違いを感じました。
息子は自閉症でいろんなことがゆっくりで、他人から褒められる機会は少ないです。
けれど、ときどき褒めてもらえることもあって、私としてはすごく嬉しいし、「でしよでしょ〜!」って言いたいのですが、どうしても『タテマエ的』なことを言ってしまうことがあります。
それで足りない時は、子供がいる人だったら、その子を褒めたりすることも。
私、母と同じことをしている、、、。
と感じました。
反省してただちに直します。