レッスン室にトランポリンが登場!

ピアノ演奏時に必要な身体感覚や、運動神経を養う目的で、非常に効果の高いトランポリン、ずっと待っていましたがついにきました!!

早速ですがトランポリンが良い理由を、「子供の運動能力」に的をしぼって、やるきまんまんで書いてみます!

 

遺伝的要素もありますが、後天的な経験による影響の方が大きいと言われているのが、「運動能力」です。たとえば身長については遺伝的要素の割合は20%で、あとは後天的な栄養や運動経験によるものといわれています。  

 

さて、運動神経に関する神経系は10歳ぐらいまでにほとんど完成されます。(『スキャモンの発達曲線』』より)一方筋力という点から見ると4~10歳ぐらいの期間は、あまり発達せず、第2次成長期の頃から急激に発達します。つまり4~10歳ぐらいの年齢では、運動神経は急速に発達しますが、筋力はそれほど発達しないと言うことが示されています。  

 

まず、運動神経が発達するこの時期に、様々な運動(ピアノ演奏も運動です)を経験することが、神経系の発達に大きく影響します。逆にこの時期に運動を経験させないと、神経系の発達が十分行われませんし、後に運動嫌いになる可能性も高くなります。この時期にトランポリンを用いて様々な動作を行うことは、後の運動神経開発に非常に役立ちます。

 

運動を経験させるのは他のスポーツでもできますが、トランポリンには他のスポーツにない優れた点があります。筋力が、4歳~10歳ぐらいの時期にはあまり発達しないということは前述しました。つまり様々な運動を経験させるべき時期に、十分な筋力がないのです。しかしトランポリンは筋力の代わりに、バネの弾性を用いることにより、高い跳躍を生み出せます。トランポリンを使って跳躍し、空中で動作を行うことは、地上での運動による効果に加えて空中での運動効果も期待できるのです。  

 

サッカーのヘディング、バレーボールのアタック、バスケのリバウンド処理、テニス・バドミントンにおけるスマッシュなどでは空中バランス能力が求められますが、これらのスポーツで跳躍できるようになるのは、神経系の発達が完了した後に発達する、十分な筋力が得られてからです。

筋力が十分ではないけれど神経が発達する時期に、トランポリンを用いて空中バランス能力を発達させておくことは、これらスポーツを行う上で非常に役立ちます。

 

もちろん、スキー、スノーボードやフィギュアスケートのようにジャンプを伴うスポーツの素養づくりにも役立ちますし、トランポリンで開発したバランス能力は、格闘技系のスポーツにも役立つものと思われます。

 

ピアノは、手指の微細運動のように見えますが、実は全身をフルに使った全身運動です。「空中におけるバランス能力」というレアな運動神経を、もっとも能力の花開く時期に発達させることは、ピアノ演奏という運動能力にも影響を及ぼすことはあきらかです。だって同じ体、脳みそでやっていることですから。

 

今回は「運動能力」という点で見たトランポリンの効果でしたが、ピアノ演奏にすぐに効かせるという意味では「身体感覚」において素晴らしいものがあります。これについては次回書いてみたいと思います。

 

※このトランポリンはアメリカ製、フェルデンクライスの仲間で作業療法士の方から紹介して頂いたトランポリンです。発達障害などの療育施設などでも利用されているタイプのもので安全性が高いです。体重は45キログラムまでですが・・・。

 

 

さちピアノ教室



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