息子は3歳の時に、発達障がい(自閉症スペクトラム障がい)で知的障がいが併存していると診断されました。「障がいとは何だろう」「周りのみんなはどう思うのだろう」そんなことばかりをずっと考えてしまった若い私でした。
診断が下りてからは、『とにかく息子に良いことを』と探し続けるようになりました。
発達障がいに関する本を読みあさり、ネットで情報を集め、一喜一憂の毎日だったことを思い出します。
私自身も、原因・治療法が不明の音楽家の脳神経の難病『ジストニア』にかかっていました。
しかし、この病気をきっかけに人脈が広がり、自閉症の知識が深い多方面の先生や研究者の方と出会うことができました。
さらに大きな収穫だったのが、『フェルデンクライスメソッド』という身体訓練法のトレーニングを受け始めたことでした。『ジストニア』は脳の病気です。症状を改善するためには、『脳を変える』必要がありました。
そして、ここで学んだ身体訓練法は、息子の発達にもつながっていきます。